前回の記事では、日本テラデータ案件について筆者自らが検証する過程について取り扱いました。
この記事ではまさにその後の仕事の進み方と、この副業案件が詐欺の疑いを含むものなのかどうかというポイントについて解説したいと思います。
結果について知りたい方はどうぞお読み進め頂き、日本テラデータ案件についてまだ概要をご存じない方は前回記事を先にご覧ください。
副業詐欺の真偽
冗長なブログ記事が嫌なので、結論から申し上げます。
この仕事は詐欺案件である可能性が非常に高いです。
あくまで可能性にとどめているのは、筆者は被害が発生しうる前の段階でこの仕事を放棄したからです。
当然ながら自己資金を使っていた場合はどうなっていたか分かりませんが、恐らく逃げられていたことでしょう。
事の経緯
前回の記事では、プラットフォーム上で40件のデータを2回ずつのクリックで処理していく作業についてご説明しました。
その後どのように状況が進んだのかありのままにお伝えしていきます。
作業は毎日行われる前提
報酬が実際に振り込まれた翌日も、どの時間帯に作業が可能なのかがやり取りで確認されます。
筆者は次の日のほぼ同じ時間帯で対応可能である旨を伝え、その時間帯を待ちました。
前回と同じ流れ
作業が始まったら、流れは前回とほぼ同じです。
まずは紹介者のサブアカウントにログインします。紹介者はサブアカウントにチャージし、タイミングになったらログインを指示されます。
作業を進めていくと高級注文なるものに1回出くわします。
残高が1度枯渇するので、前回と同じ要領で立替金のチャージを依頼します。
40件の上限に達したらそのサブアカウントからのログアウト、そして自分のアカウントで40件のタスクを完了するよう指示されます。
残高の枯渇
さて自分のアカウントで作業を進めていくと、当然起こるべきことが起きました。
高級注文により残高が枯渇したのです。
これまでのケースだと紹介者のサブアカウントで作業していたため、残高不足分の立替金はそのサブアカウント所有者がチャージしました。
ですが今回のケースはもちろん違っていました。
…ご自分で預金を完了してください。
前に私のアカウントを使って仕事をされていて残高が足りない時は私が預金しているようなものです。
建て替えられただけで実際に使うわけではありません。40件の註文の任務を完了後、建て替えられた資金はまたご自分の銀行口座に戻りますので。ご安心ください。
原文引用
抜粋するとこのように返ってきました。
「註文」の「註」の文字は日本では滅多に見ることがないのですが、台湾特有の用法なのでしょうか。
解決策を議論
さて安心するように言われてしまいましたが、今回の金額はというと3,1000円もします。
昨日5,000円の報酬が実際に手元に入ってきたからといって、30,000円以上を気軽にポンと払えるほど金銭感覚は狂っていません。
すぐに、今すぐ3万円も用意できない旨を返信します。
すると返ってきたのがちょっと意味不明で笑ってしまいました。
では、私たちは今どうすればいいのでしょうか。
原文引用
…
知らんわーーーーーーい!!!
本当にこっちが、心の底から尋ねたかった。
完了するのが無理そうだということを返信したら、
私はただ仕事の機会を提供しただけです。
原文引用
貴方が仕事を完成できるかどうかは、自分が努力したいかどうかにかかっています。
ふむ…努力すれば稼げると…。
でも今回の場合一時的にではあるが3万円の資金を用意し相手方に渡さなければならないとのこと。
そんなリスクは冒せない。
この仕事はこのような性質で、払ってこそもっと多くの報われることができます。貴方には選択権があります。もしこの仕事を続けたくないなら、教えてください。私はこの仕事の機会を他の人に譲ります。
原文引用
まだ多く稼いでもないのに3万円も払うお金は捻出できない。
詐欺である可能性も否定できない。
もし本当に詐欺でないことを証明したいのであれば、まずは会社か紹介者本人が常に資金を負担すれば良いのではないか。
加えてそれが無理なのであれば、この仕事のリスクをSNSで拡散することを伝えました。
あなたは昨日お金を稼いだのではないでしょうか?
原文引用
笑わせてくださいます。
ほんの5千円ちょいなので、差し引き26,000円程度が不足しています。
もし貴方がこの仕事を疑っているならば、貴方は辞職しましょう!私は仕事を頑張りたくない人に時間を浪費したくないです。
原文引用
まぁどこの誰なのかはっきりしていないし疑わざるを得ないですよねー。
この仕事の仕組みは公平で、払った人だけが高収入を得ることができ、払わなければ高収益を得ることができ、それは払った人に不公平である。私はただ仕事の機会を提供しただけで、あなたはしないで、勝手にしてください。
原文引用
主張が意味不明である上になかなかの暴論です。
指示された作業をすることで報酬が発生するといわれて始めた仕事なのに、結局はある程度のお金が必要なのです。
「払った人に不公平である」ってのがそもそも仕事として意味わかりません。
それは残念です。
原文引用
私も残念です。
やり取りはここで終了しました。
結論
ということで結論ですが、
ご覧の通りこの案件は信用できません。
怪しい中国語でAirbnbに関する副業を進めてくる場合は、この記事で扱っている案件と同一人物によるものである可能性が高いでしょう。
日本語を正確に使えない身元不明人物とのやりとりは、即刻無視しましょう。
ただし最初の5,000円ちょいはただのラッキーということで。
筆者が見出した本当に稼げる案件とは?
さて日本テラデータの副業案件については現在検証中なのですが、すべての案件が疑わしいまがいものであるというわけではありません。
多くの偽物の中には本物が混ざっているのが世の中です。
実際に筆者は稼げる案件というものを見出すことができています。
それについては次の記事で詳しく扱っているので、気が向いたらどうぞこちらからご覧ください。
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