ご無沙汰しております。かるすけです。
各記事でご紹介している通り、私はいくつかの大きな副業詐欺や金銭トラブルに巻き込まれてきました。
専門家に相談したことで解決したこともあればできなかったもの、部分的に問題が残ってしまったものもあります。
要はこの手の詐欺は時とともにさらに手法が変化してきており、もはや過去の例を参考に解決しようとしても情報がなかったり古かったりして役に立たない、といった状況があります。
自分の身は自分で知識と思考を身に付けて守る
これに尽きるかなと思います。
日本テラデータ
今回ご紹介する副業詐欺の可能性がある副業案件は、日本テラデータ(Teradata)によるものです。

あらかじめお伝えしておきますと、2024年2月24日時点で詐欺と断定したわけではありません。
あくまでもケースによっては詐欺被害に遭うにおいがする、という程度のものになります。
そのため筆者が自身の財産を慎重に保護しつつ、実際に稼げる案件なのか検証を進めているという段階になります。
参考になるデータが少ない
「テラデータ」という名前に反して、ググってもなかなかこの事業者による副業案件の情報が出てきません。
恐らく日本ではまだ浸透しておらず、出回っている情報そのものが不足している状態かと思われます。
勧誘手法
数多ある副業詐欺案件の多くはSNSを通して勧誘が行われ、被害者が増えていきます。
今回の日本テラデータの場合はどうなのか、順番に振り返っていきましょう。
最初はInstagramから
最初のコンタクトはInstagramのDM経由でした。
執筆時に改めてつながった経緯を振り返り履歴を探してみたのですが、どうも見つかりません。
少なくとも最初はInstagram、次いでLINEに繋いで案件を進めていくという流れとなっています。
Airbnbのサポート業務を謳う
Airbnb(エアビーアンドビー)というサービスをご存じでしょうか?
これは民泊業者とユーザーを繋ぐウェブサービスで、筆者も時々利用しているものになります。
これ自体はテラデータと直接の関係ない、健全であることが至極明らかなサービスです。
ですが勧誘時にはこの有名なAirbnbのサポート業務により、1日当たり5,000円から13,000円程度を稼ぐことができると謳います。
1日当たりの作業時間は慣れてくると30分程度で本業に支障が出ず、時間帯の縛りもないのだといいます。
採用された段階で有名な大手旅行業者の元で安心して稼ぐことができると考えれば、非常に魅力的な案件に思えてしまいますよね。
詳細に関しては以下のような情報を提示されています。筆者にとってはまず馴染みのない業種なので、少し興味深く感じました。
- Teradataという会社の支社で働いていること。
- Teradata社は、ビッグデータ分析、データウェアハウス、統合マーケティング管理ソリューションに特化した世界最大のベンダーの1つであること。
- 現在、Teradata社はTrip、airbnb、agoda、booking.comなどの有名なホテル&民宿のプラットフォームと提携していること。
- ホテル&民宿の知名度向上に力を入れており、低迷している市場を立て直してホテル&民宿業界の経済システムを発展させていること。そしてその目的は、各提携プラットフォームにおけるホテル・民宿の知名度とランクアップであること。
- 具体的な作業内容は会社が提供するプラットフォームでホテル予約の注文を提出するだけであること。
- 稼ぐことができた報酬はその日のうちにすぐに引き出すことができる。
- 扱う注文内容の歩合によって報酬は変動するものの、1日当たりの最低報酬は5,000円以上であると保証されている。
- 通話によるやり取りなどは不要。
不自然な日本語
最初のコンタクトから現在のLINEによるやり取りに至るまで共通している要素は、不自然な日本語です。
便利ですよね、日本語という言語は。
日本人の使う日本語と外国人の使う日本語は明らかに質が異なっていて、怪しいやり取りならほんの2、3文で外国人を見分けることができてしまいます。
この案件に関してもそうで、名前が日本人女性であるにもかかわらずぎこちない日本語だったので、実際に質問してみました。
すると台湾在住の方で、現在日本語を勉強中の主婦の方なのだそう。
その案件ではこれまで8カ月の間稼いできているということです。
登録作業
最初に行う作業は、プラットフォームへの登録です。
紹介者からの紹介コードや自分で決めたパスワードなどを入力しながら進めます。
必要な条件は以下の通り。
- 携帯電話SMSでの認証ができること
- 報酬振込用の日本の銀行口座をもっていること
海外で日本の携帯電話番号を使えない場合は、必要に応じて認証コードを出してもらうこともできるようです。
登録が完了したら紹介者に招待コードを送り、登録作業は完了します。
最初の作業
登録ができたら、紹介者のサブアカウントにログインして最初の仕事を開始します。
やることは所定のボタンをクリックしていくだけ。
40件の注文を提出していくだけなので、全体の作業はすぐに終わります。
ただし途中で2回残高が不足する旨が表示され、作業を先にすすめることができなくなりました。
そこで紹介者に尋ねると、建て替え金をチャージする必要があるとのこと。
日本の銀行口座を通して紹介者によって振り込みがなされ、40件の注文の提出を無事に終えることができました。
報酬の受け取り
最初の作業は紹介者のサブアカウントで行われたものの、その作業の報酬は実際に受け取ることができました。
正確な金額はここでは差し控えますが、約束通り5,000円を超えていたことは間違いありません。
支払方法は日本の銀行口座宛です。
ということで結論ですが、日本テラデータの副業案件は初日に5,000円以上を稼ぐことができました。
油断は禁物
ここからが恐らく注意が必要なのですが、今後立替金を自己資金からチャージするよう求められることが予想されます。
というのは初日から報酬が支払われたことで、「この副業は信頼できる」と思わせ自己資金を捻出するハードルを下げているのではないかと考えられるのです。
よくある投資関連の副業でありがちな手法ですね。
この記事の執筆後も、慎重に見極めつつ引き続き検証を続けていきたいと考えています。
続きの記事をどうぞお楽しみに!
筆者が見出した本当に稼げる案件とは?
さて日本テラデータの副業案件については現在検証中なのですが、すべての案件が疑わしいまがいものであるというわけではありません。
多くの偽物の中には本物が混ざっているのが世の中です。
実際に筆者は稼げる案件というものを見出すことができています。
それについては次の記事で詳しく扱っているので、気が向いたらどうぞこちらからご覧ください。
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